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毎日連載小説「2月14日の嘘」 第108話 ~ダメ男と諭吉~2017年06月01日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba「諭吉。鯉川のことを教えて欲しいねんけど」 ひばりが一万円札との会話を続ける。 本当に金の声が聞こえるのか? 聞こえているとしたら、かなりの問題だ。･･･- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第107話 ~ダメ男、不安になる~2017年05月31日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba「お前、凄い女だな」 僕は感心の目で亜紀を見た。「なんでよ?」 亜紀がキョトンと首を傾げる。「ふてぶてしいっていうか、クソ度胸があるってことだよ」「･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第106話 ~ダメ男、尊敬する~2017年05月30日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Amebaよくわからない流れで、亜紀の新しい探偵事務所に行くことになった。 それにしても、女がこの歌舞伎町で商売をやるなんて、恐ろしく根性が座っている。男で･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第105話 ~ダメ男、渡す~2017年05月29日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba「女一人でやるのか?」「そやで。人を雇うほど余裕ないし」「歌舞伎町がどういう場所かわかってるのか」「平和な街で探偵事務所やっても仕事ないやろ」 ごもっ･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第104話 ~ダメ男、待つ~2017年05月28日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba翌日。午後五時すぎ。 僕は歌舞伎町の靖国通り沿いにある喫茶店に来ていた。昭和の香りが残る店で、やたらとお洒落な今どきの店よりは落ち着いて居心地がい･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第103話 ~ダメ男、頼る~2017年05月27日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba龍之介と別れ、僕は鯉川の待つ稲子のマンションへと戻った。「ん? どうした? 冴えない顔をしてるじゃないか」 お釣りを受け取る鯉川が、僕の顔を見て･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第102話 ~ダメ男、頷く~2017年05月26日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba「おい、どうした? 落ち着け、龍之介」「おじさん、マジでクソ野郎だね」 二人の口論をコンビニ店員が見ないふりをし棚に商品を並べている。恥ずかしいが、龍･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第101話 ~ダメ男、脅される~2017年05月25日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba「永遠って何だ? おかしいだろ!」 思わず、小学生相手に取り乱してしまう。「ママにおじさんと仲良くするなって忠告するからね」 龍之介がぶっきらぼう･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第100話 ~ダメ男、肩を落とす~2017年05月24日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Amebaマンションを出て、徒歩二分の位置にあるコンビニにでタバコをカートンで買った。 あとは、このお釣りを返し、理由をつけて帰るだけだ。「五千二百円のお返･･･
- 毎日連載小説「2月14日の嘘」 第99話 ~ダメ男、クリアする~2017年05月23日木下半太オフィシャルブログ「どんなときも、ロマンチックに生きろ」Powered by Ameba玉じゃダメなんだよ……札じゃないと! 僕は鯉川の手の平を凝視してその場で固まった。「いや……」「どうした?」 鯉川が片眉を上げて、首を傾げる。「･･･
